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ヨウ素分析試験成績書
アシストワンに、「ヨウ素が含まれるかどうか」のご質問をお受け致しました。甲状腺機能亢進症や低下症の方は、ヨウ素が含まれる場合にはその使用に慎重になる必要があります。
アシストワンの組成自体には、もちろんヨウ素は含有しておりません。しかし、まれにカプセルにヨウ素が含まれる可能性もあるので、今回、直接、ヨウ素分析を行いました。
その結果は、添付文書のごとく、ヨウ素は検出されませんでした。したがって、ヨウ素の接種に慎重になる必要のある方でも、安心してアシストワンをご使用頂けます。
私たちは今後も、アシストワンの品質の向上、維持に引き続き取り組んでまいります。

妊娠中に必要な葉酸は400μg?480μg?

厚生労働省(当時の厚生省)が、「妊娠計画中~妊娠初期の女性は栄養補助食品から1日400μgの葉酸を…」という通達を出したのが2000年の末。もう15年以上前のことです。
15年が経ち、「妊娠=葉酸が大切」という情報は多くの女性に知られるようになりましたが、「知っていても摂ってない」場合や、「情報が多すぎて迷ってしまう」というケースも増えてきました。

先日、「日本人の食事摂取基準で妊娠中の葉酸の推奨量が480μg/日になっているのに、400μg/日しか入っていないサプリメントでは足りないのでは?」という質問もいただいたりもしたのです。

今回は、初心に戻り、日本人の食事摂取基準や厚生労働省の通達の内容をじっくり読み解いていきたいと思います。

まずは日本人の食事摂取基準2015を確認

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まず、日本人の食事摂取基準2015(国立健康・栄養研究所、厚生労働省)の内容を確認しておきましょう。
食事摂取基準には、表だけが載った「概要」版と、詳しく書かれた「報告書」版があります。栄養士さんなどは報告書版でしっかり確認しますが、一般の方が目にするのは、ほぼ概要の表だけなのです。

ちなみに、葉酸の表は↑のように書かれています(妊娠可能性のある年齢層の女性の情報のみ抜粋)。この情報を読むと、このよう↓に理解しますよね。
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30代で妊娠していない女性の推奨量は240μg。
30代で妊娠中の女性の場合、推奨量は(240+200=)480μg/日。
そして、妊娠計画中から妊娠初期の女性は1日400μgを栄養補助食品で補うことが推奨される。
上限量は妊娠しているかどうかに関係なく1000μgです。
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これだけを見て、「推奨量が480μg?ということは400μgのサプリメントじゃ足りないの?」と、慌てた人もいたようです。

葉酸の適量については、よーく読まないとわからない2重構造があるのです。

正しく理解するために押さえておきたいポイントは、『書かれている数値が「食事性葉酸」なのか「合成葉酸」なのか』という点です。

食事摂取基準の内容を整理すると…

葉酸の適量を知るためには表を見るだけでなく、報告書を読んで書かれている数値の意味を正しく理解する必要があります。
先ほどの解釈を、どんな葉酸についての説明なのか加筆してみると、
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30代で妊娠していない女性の推奨量は(食事性葉酸で)240μg。
30代で妊娠中の女性の場合、推奨量は(240+200=)(食事性葉酸で)480μg/日。
そして、妊娠計画中から妊娠初期の女性は1日(合成葉酸で)400μgを栄養補助食品で補うことが推奨される。
上限量は妊娠しているかどうかに関係なく(合成葉酸で)1,000μgです。
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ということになります。合成葉酸は、食事性葉酸に換算すると約2倍となります。つまり、合成葉酸400μgは、食事性葉酸800μgに相当します。
これはわかりにくいですよね。海外では、食事性葉酸換算値に表現を統一するところも出てきているようです。

食事性葉酸に統一してみると、
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30代で妊娠していない女性の推奨量は(食事性葉酸で)240μg。
30代で妊娠中の女性の場合、推奨量は(240+200=)(食事性葉酸で)480μg/日。
そして、妊娠計画中から妊娠初期の女性は1日(食事性葉酸換算で)800μg相当を栄養補助食品で補うことが推奨される。
上限量は妊娠しているかどうかに関係なく(食事性葉酸換算で)2,000μg相当です。
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ということになります。
ですから、妊娠を計画中の女性がサプリメントを選ぶ場合は、合成葉酸なら400μg、天然由来葉酸なら800μgを目安にしましょう。

ちなみに、平成27年国民健康栄養調査の結果では、30代女性の食事からの葉酸摂取量は243μg/日でした。妊娠していないときは足りていますが、妊娠すると(480μgに対しては)不足気味…という量です。妊娠初期はもちろん、妊娠中期以降は1日100μg程度補助してあげると推奨量を満たせそうです。
皆様の声にもアップしたのですが、アシストワンに対しての感想を受け取りました。
アシストワンを作成した意図をご理解頂けたことに、共同制作者の細川氏とともにとても感激しました。
不妊治療や妊活に必要な葉酸やビタミンD、亜鉛などは含有されていますが、アルギニンやQ10にも注目して頂いたことにも驚きました。
この方は、毎日様々なサプリメントを飲んでいらっしゃり、とても大変だったそうです。これは私自身の経験からもそう思います。たくさんのボトルを並べて、30錠以上のサプリメントを飲む毎日は、むしろ添加物を飲んでいるのかも、との疑問も私自身湧いていました。この大変さと疑問が、アシストワンを作成する大きな理由の一つだったのです。現在では私自身もアシストワンを服用していますが、添加物が圧倒的に少ないことには、自分自身でも安心して使用でしています。
また、この方は、普通の妊活サプリを実際に使用比較されて、「全てが入っているものは他に無し。」との経験を伝えてくださいました。「アシストワン、ならぬ、オールインワン!」このフレーズは頂きました。今後、使用させていただきたいと思います。
また、「最初、ちょっとお高いかも、と思いましたが、私が飲んでいた色々なサプリを総合すると、それ以上の値段に。
つまり割安なんだ、と納得して購入しました。」も嬉しい言葉です。制作費用を考えると、原価率がかなり高く、たぶん大手の企業では「作らない」ものだと思います。
しかし、アシストワンは原料にもこだわり、仕入れコストは二の次にして、信頼のおける供給元から仕入れて、信頼のおける工場で作成しております。また空気に触れることでの劣化防止のために、単包装にもこだわって作成しました。
今後も、皆様の信頼を得られるように品質の向上・維持に努めたいと思います。

ビタミンDとビタミンCのアシストワンの使用前後のデータをご紹介いたします。
ビタミンDが欠乏状態の、12~13ng/mlの状態が、アシストワン服用後は、理想値とされる30ng/mlをこえる値を得られました。

ビタミンCは、アシストワン使用前は平均10µg/mlでしたが、
アシストワン使用後は、15µg/ml以上に上昇しました。

アシストワンで、十分なビタミンDとビタミンCが上昇することが確認されました。
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妊活中にしっかり摂りたい!葉酸の新たな効果が判明

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既に妊活の定番サプリとなっている葉酸。
以前、生まれつき葉酸の代謝がうまくできない(葉酸代謝遺伝子)普段の食生活では不足しやすいということも紹介しました。
葉酸をとることが赤ちゃんの神経の成長に大切なことはわかっていましたが、今回は先天性の心臓病を予防する効果も期待できるかもしれないという報告が出されました。

報告は、1990年から2011年にカナダで生まれた約600万人の赤ちゃんのデータを分析したもの。
カナダでは1998年から小麦粉やパスタへの葉酸添加が行われているので、その前後を比較したところ、先天性心疾患率が11%減少していたそうです。
すべての心臓病を予防する効果があるということではなく、タイプによってさがあることも報告されています。葉酸添加によって約30%減少しているもの(重度の心臓流出路異常など)もあれば、変化がないもの(遺伝によるものなど)もあったようです。

Effect of Folic Acid Food Fortification in Canada on Congenital Heart Disease Subtypes

いつ、どのくらい摂ればいいの?

今回調査が行われたカナダでは、「小麦製品への葉酸添加」という形なので、妊娠初期だけでなく、妊娠前から妊娠初期・中期・後期を通して葉酸を摂っている状況です。
ですから、今回の報告から「いつ・どのくらい」というタイミングや量までは判断できません。

ただ、胎児の心音は、早い人なら妊娠4週目くらいから、6週目くらいまでには聞こえてきます(病院の機会を介してですが)。
ということは、神経の病気を予防するタイミングと同様、妊娠前~妊娠初期にとることはとても重要だろうと考えられます。
また、葉酸の添加政策は、「過剰摂取にならず、神経の病気を予防することが期待できる量」で実施されています。ですから、ひとまず日本で推奨されている400μg/日という量を摂ることで、同等の心臓病の予防効果が期待できるのではないかと思います。

タイミングや摂取量と予防効果についての研究は、これから進んでいくでしょう。その結果を待たなくても、葉酸を摂ることのメリットが増えたのですから、しっかり葉酸を摂っておきたいですね。

食物繊維はダイエットの定番

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ダイエットの定番として知られている食物繊維ですが、「胃で膨らむことで満腹感を与える」、「脂肪・糖質の消化・吸収を抑える」、「腸内環境を改善して、痩せやすい体質になる」といったことが言われてきました。

もちろん、これらの効果によるダイエット効果も期待できるのですが、さらに新たなダイエット効果の仕組みがわかってきました。

それは、「ホルモンを介して脳に働きかける」という仕組みです。

参考:LINK de DIET サプリメントによって高カロリー食品への欲求をオフにできる?

食物繊維(イヌリン)由来の成分で 高カロリー食への欲求が減

プロビオン酸は短鎖脂肪酸の1種で、糖質が腸内細菌で発酵されることで作られます。このプロビオン酸が、胃からのホルモン分泌をコントロールして、脳の食べ物への欲求をコントロールしていることは知られていました。
さらに水溶性食物繊維で多糖類の1種であるイヌリンが発酵することで作られるイヌリンプロピオン酸エステルに、プロビオン酸よりも強い食欲コントロール機能があるのでは?ということで注目が集まっています。

実験では食物繊維のイヌリンと、イヌリンが腸内細菌で発酵される時につくられるイヌリンプロピオン酸エステルのサプリメントを摂ってもらい、いろいろな食品の写真を見せて脳の反応をみました。サラダ、魚や野菜、チョコレートやケーキ、ピザなど、カロリーの低いもの高いものを織り交ぜて確認したところ、イヌリンプロピオン酸エステルを摂ったグループでは高カロリー食品への反応が低くなる傾向がみられたそうです。

同様に、サプリメントを摂った後に「食べたいだけ食べる」という実験では、食べた量が約10%少ないという結果に。

どのくらいとればいいの?イヌリンを多く含む食材は?

報告では、この研究で使用したイヌリンプロピオン酸エステル10gに相当する量を食物繊維で摂ろうとすると1日約60g。
これは日本人の平均摂取量の約4倍…と、とんでもない量になりますが、ここまで多くなくても、「胃で膨らむことで満腹感を与える」、「脂肪・糖質の消化・吸収を抑える」、「腸内環境を改善して、痩せやすい体質になる」といったほかの効果との相乗効果でダイエットに有効なことは明らか。
ダイエットだけでなく健康維持のためにも、積極的に食物繊維を取り入れた食生活を目指したいですね。

イヌリンを多く含む食材として有名なのが菊芋やヤーコン。でも、日常的に手に入れるのは難しいかもしれません。いつでも手に入り、イヌリンが豊富な食材としておすすめなのが『ゴボウ』。
食物繊維を増やすことと、腸内環境を改善することの相乗効果でプロビオン酸を増やす効果が期待できるので、味噌や納豆などの発酵食品や乳酸菌を含む食品やサプリを組み合わせると良いでしょう。
2016年4月日本消化器病学会で、糖尿病治療薬のメトホルミンに、大腸癌予防効果と安全性が世界で初めて証明されたとの報告がされました。
対象は糖尿病ではない方で、ポリープ切除後の方でした。効果は、リスク/再発が2/3ぐらいに低下する結果でした。
メトホルミンは、糖尿病治療薬で、インスリンの感受性を増大させて、血糖を下げて、インスリン量を少なくてすむようにする薬です。がん細胞は糖を栄養源として、インスリンはがん細胞を助ける働きもあるのです。いままで、婦人科では子宮内膜癌の予防、再発防止効果があることは知られていましたが、大腸癌でも証明されました。
今回のメトホルモミン使用量は250mgと、1日1錠の低用量です。(通常は2~6錠)
この薬は安価なので、アンチエイジング領域でも、癌予防にメトホルミンを服用している医師もすでにいるのですね。また、癌治療にもメトホルミンを利用している医師もいます。私もちょうど考えていたところなので、1日1錠を考慮中です。

不妊治療では、糖代謝に問題がある方には、メトホルミンを使用することで、卵子の質が良くなったり、妊娠率が上昇した、流産率が低下した報告はすでにたくさんあります。日本では、妊娠したら使用をやめるように記載されていますが、アメリカではむしろ妊娠中でも推奨されています。妊娠することで危険な報告があったのではなく、何かあったときに日本のメーカーが責任を負いたくないので、妊娠中は安全性が証明されていないとの立場なのですね。
実際には、あまり不安がらずに、必要ならば積極的に使用しても良い薬でしょう。
2016年4月、日本内分泌学会での報告で、ビタミンDの基準値案が提案されたようです。(メディカルトリビューンより)
その基準は、ビタミンD濃度が、30ng/mL以上が十分量
                 20以上 30ng/mL未満が ビタミンD不足
                 20ng/mL 未満は ビタミンD欠乏 とのことでした。

実は、まだ日本人の正常値が明確ではなかったのです。今回、やっと日本内分泌学会からも、日本のビタミンDの基準値が示されたのですね。
生殖医学とビタミンDの関係を再度ご紹介します。
1)ビタミンD濃度が低いほど、卵子の減少が早い
2)卵胞液中のビタミンD濃度が高いほど、体外受精の妊娠率が上昇する
3)PCOでは、ビタミンD不足が多く、補充すると排卵しやすくなる
4)ビタミンDが高い女性は、子宮筋腫のリスクが低い
5)妊娠中にビタミンDが不足すると、妊娠/出産でのリスクが上昇する
などです。
ビタミンDは、食事で補充することは難しいようで、1日15分ほど日光にあたれば補充されるようです。しかし実際に日光にあたると、シミ、ソバカスなどのお肌への影響が気になる方が多いですよね。(実は私もお肌が気になっています)
皆さん、不妊治療、妊娠中もビタミンDをしっかり補充して下さいね。
また、今後の生活でも、骨折リスク、転倒リスク、骨軟化症、などのリスクを避ける意味でも、ビタミンDを高齢の方にも勧めても良いですね。

肥満マウスの卵子を健康なマウスが出産したら…?

これまでに「妊娠中の栄養状態が子供の健康に影響する」ということを書いてきました。これは遺伝子の内容は書き換えられていないけれど、読む場所を指定するシールの貼られ方が変わることで、遺伝子の発現の仕方が変わる(エピジェネティックな変化がおこる)からです。

今回、「高脂肪食で肥満&糖尿病になったマウスの卵子を 健康なマウスに移植して出産させたらどうなる?」という実験の結果が報告されました。

参考:LINK de DIET あなたは、あなたの両親が食べたものです!


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肥満マウスの卵子から生まれた仔は肥満になりやすかった

実験では、高脂肪食を与えられた「肥満マウス」と低脂肪食を与えられた「痩せマウス」の父母の卵子・精子を掛け合わせ、普通食を与えられた「母マウス」に移植。生まれてきた仔の肥満や血糖値について調査されました。

その結果、父・母いずれかが肥満だった場合、子供の体重は大きくなったり、血糖値が下がりにくい傾向がることがわかりました。
また、父と母のどちらか片方が肥満だった仔を比べると、特に母マウスの影響が大きいこともわかりました。

つまり、「妊娠前の親の健康状態も子供に影響する」ということです。
今回はマウスの実験ですが、人間も同じようなことが起こっていると考えられます(倫理的な理由で、人間で実験されることはありえませんが)。

妊娠したら○○をやめる…では遅いかもしれない

「妊娠したらタバコをやめる」「妊娠したら食事に気を付ける」といった考えの方もいるようですが、この実験結果から言えるのは、子供の健康を願うなら、妊娠前の親の健康も大切だということです。
「子供が欲しい」「親になろう」「いつかは親になりたい」と思ったら、できるだけ早い時期から自分とパートナーの健康を考えておくのが良さそうです。
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治療開始前から全粒穀物をよく食べている女性ほど体外受精の出産率が高いことがアメリカの研究で明らかになりました。 

ハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、EARTH研究(*)に参加している273名の女性(18〜46歳)の全粒穀物の摂取量と427治療周期の体外受精の治療成績との関係を調べました。 

全粒穀物の摂取量は治療を開始する前に食物摂取頻度調査票をつけてもらうことで調べました。全粒穀物の1日あたりの摂取量の中央値は34.2g(〜1.2serving)でした。1日あたりの摂取量で4つのグループ(Q1〜Q4)にわけました。

各グループの1日あたりの摂取量の中央値と範囲は以下の通りでした。 
Q1:15.4g(<21.4g) 
Q2:26.4g(21.5-34.2g) 
Q3:41.9g(34.4-52.4g) 
Q4:70.8g(>52.4g) 

その結果、全粒穀物の摂取量が多いほど治療周期あたりの着床率や出産率が高いことがわかりました。

全粒穀物の摂取量が最も少なかったグループ(Q1)の着床率が51%だったのに比べて最も多かったグループ(Q4)では70%でした。また、Q1の出産率が35%だったのに比べてQ4では53%と18%の差がありました。妊娠率においても同じ傾向がみられましたが統計的学的に有意な差ではありませんでした。 

一方、全粒穀物の摂取量と成熟卵数や胚質は関連しませんでしたが、全粒穀物の摂取量が多いほど胚移植時の子宮内膜厚が厚いことがわかりました。 

また、ふすま(糠)の摂取量は着床率や妊娠率、出産率と強く関連し、ふすまの摂取量が多いほど着床率や妊娠率、出産率が有意に高くなりました。そして、ふすまを含有食品として食べても、ふすまを混ぜて食べても同じでした。ところが、胚芽の摂取量と着床率や妊娠率、出産率、食物繊維の摂取量と妊娠率の間にはそのような関連は見られませんでした。 

これらのことから、治療開始前から全粒穀物を多く食べている女性ほど体外受精の着床率や出産率が高く、それは、子宮内膜の受容能の一つの目安である子宮内膜厚を介するものであると考えられると結論づけています。 

 EARTH研究とはハーバード大学医学部の関連病院であるマサチューセッツ総合病院で体外受精や顕微授精を受けているカップルを対象に治療成績に影響する要因について調べる前向きコホート研究のことで、2006年にスタートして現在も進行中です。 

今回、研究グループは全粒穀物をよく食べている女性ほど着床率や出産率が高くなることを確かめました。

全粒穀物とは穀物の表皮(ふすまや糠)や胚芽などを除去(精製)していない穀物のことで、具体的には、玄米や全粒粉パン、全粒粉パスタなどです。 

そして、全粒穀物の1日あたりの摂取量が多い女性ほど子宮内膜も厚かったのに対し、成熟卵数や受精率、胚質などには関連しなかったことから、母体側の子宮内膜の受容能の影響ではないかとしています。 

それは1つには、全粒穀物にはビタミンやミネラル、フェノール酸、リグナン、その他の植物性エストロゲンなどの抗酸化物質を多く含み、それらの相乗作用が活性酸素の発生の抑制に働いたこと。 

2つ目には全粒穀物の表皮には植物性エストロゲンとして知られるリグナンが豊富で、そのエストロゲン様作用が子宮内膜の形成をサポートするような作用があるのではないかということ。 

最後に全粒穀物には食物繊維が豊富に含まれるため消化吸収をゆっくりにし、その結果、食後の血糖値がゆっくりと上昇し、時間をかけて下降することになり、高血糖や高インスリンによる卵巣機能や卵質の低下の予防につながったことを挙げています。 

このハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、女性看護師を対象にした大規模疫学調査「看護師健康調査」でも精製度の低い炭水化物を多く食べる女性ほど排卵障害による不妊症の発症リスクが低いことを確かめています。 

今回の研究結果も併せて「精製度の低い穀物を食べることは妊娠、出産に有利な食べ方」であることがわかりました。

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大豆食品を食べることによって、環境ホルモンとして知られている、ビスフェノールA(BPA)の不妊治療成績へのマイナスの影響が緩和されることがアメリカで実施された研究で明らかになりました。

ハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、体外受精に臨む239名の女性に、最初に質問票で過去3ヶ月間の大豆食品の摂取量を調べました。治療周期がはじまると採卵前に尿サンプルを採取し(治療継続時は2回まで)、尿中のBPA濃度を測定し、大豆食品の摂取が尿中BPA濃度と体外受精の治療成績(347周期)との関係にどのように影響を及ぼすのかを解析しました。

その結果、大豆食品はBPAの体外受精の治療成績へのマイナスの影響を緩和するように働くことがわかりました。


大豆食品を摂取しない女性では、尿中のBPA濃度が高くなるほど治療成績(出産率)が低くなり、反対に、大豆食品を食べる女性では、尿中のBPA濃度が高くなっても治療成績が低下しなかったからです。

尿中のBPA濃度で4つのグループにわけたところ、大豆食品を食べない女性では、BPA濃度が最も低かったグループの出産率は54%でしたが、摂取量が増えていくに従って、35%、31%、そして、最もBPA濃度が高かったグループでは17%まで低下しました。

一方、大豆食品を食べていた女性では、順に38%、42%、47%、そして、49%と、尿中のBPA濃度に関係なく、出産率は変わりませんでした。

このことから、大豆食品はBPAの不妊治療の治療成績へのマイナスの影響を緩和させる可能性があることがわかりました。  

ビスフェノールA(BPA)は、主に、ポリカーボネートと呼ばれるプラスティックの原料として使用される化学物質で、電気機器、OA機器、自動車・機械部品、食器、容器などに、使用されています。体内に取り込まれるのは、主に、食事を通してで、ポリカーボネート製の食器や容器などから、また、食品の缶詰や飲料缶から飲食物に溶けだし、それを飲食することによるものです。

このBPAは環境ホルモンとして、健康へのマイナスの影響が懸念されており、尿中のBPA濃度が高い女性ほど不妊治療の治療成績が低くなるという臨床試験結果がいくつか報告されており、BPAが生殖機能にマイナスの影響を及ぼすのではと考えられていました。

その一方で、動物(ネズミ)実験で、大豆食品を与えると、BPAの生殖機能へのマイナスの作用が緩和されたことから、ハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、人間にもあてはまるのではないかとの仮説を立て、今回の試験が実施されました。

 結果は仮説を裏付けるもので、大豆を食べない女性ではBPA濃度は高くなるほど治療成績が悪くなるのに対して、大豆を食べている女性では治療成績は尿中BPA濃度に関係なく一定でした。

大変興味深い結果でした。大豆には環境ホルモンのマイナスの影響を防ぐ働きがあるのかもしれません。これまでも、ビタミンB群が環境ホルモンによる生殖機能の低下を緩和させたとの研究報告がなわれています。このように、食品中の成分は人工の化学物質の害から私たちの身体の働きを守ってくれるように働くのかもしれません。ただし、だからと言って、大豆に含まれるイソフラボンをサプリメントで摂ればいいという話しにはならないと思います。

なぜなら、ホルモン(エストロゲン)様物質の作用は、最適な量を摂取しなければ、必ずしも期待通りに作用しないからです。反対に、少しでも最適な量からはずれると、マイナスの作用を及ぼしていまいません。

 大切なことは、食事で摂ることです。このことからも、「なんでも偏りなく食べること」が基本であり、最も大切であるということを、改めて、教えられたように思います。  

食品成分表の改訂内容が発表に!

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日本食品標準成分表は5年ごとに文部省が改定しています。2015年度は改定が予定されている年度だったので、昨年末に改定内容が発表になりました。
今回の改定で、収録されている食品数が300以上増えました…とかいう進化はあったのですが、気になるのは「栄養補給のために!」と思って食べている身近な食品のこと。
今回は、食品成分表を読み解きながら、食品の栄養素のほんとのところを確認していきたいと思います。

成分量自体は、既に文部省のホームページで公開されています。
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
3月末までには、成分表が本として店頭に並んだり、食品成分データベースにも反映される予定です。

ニュースにもなった「ひじきの鉄分が激減?!」

今回の改定内容が発表になって、ニュースに取り上げられたのが「ひじきの鉄分がかなり低く改定された」ということです。

改定の理由は、「ひじきは鉄窯でゆでられることで鉄の含有量が高くなっていたが、ステンレス釜での加工が増え、鉄分が低いものも増えている」から。
ひじきの鉄分が急に激減したわけでではなく、時代とともに製造環境が変化したことで栄養価も変化したということです。
ちなみに、今回の改定から「鉄窯」か「ステンレス釜」かで区別されています。

新しい成分表をみると、ステンレス釜で加工されたものは、鉄分の量が鉄窯の約1/10。
つまり、ステンレス釜で製造されたひじきの場合、「鉄分補給のためにひじきを食べる」ということ自体が無駄になってしまうかもしれません。

この他にも!高栄養と誤解されている食材

今回の改定で変更になったものではありませんが、私たちが普段「〇〇が豊富な食品といえば△△」と思っている食品が、実はそうではないというものもあります。

・ビタミンCといえば…レモン?

「ビタミンCがレモン〇個分!」という表示は色々な食品で見かけますよね。1個分のレモン果汁に含まれるであろうビタミンC量が20mgとされています。
これは昭和62年の「ビタミンC含有菓子の品質表示ガイドライン」がもととなり、2008年に廃止された現在も業界基準としてこの基準値が使われています。

ちなみに、このビタミンC20mgを他のビタミンC豊富な食材で摂ろうとすると、キウイ(緑)30g(約1/3個)、ゴールデンキウイ 15g(約1/6個)、アセロラジュース(10%果汁) 17g、赤・黄ピーマン 15g(パプリカの1/7くらい)、生キャベツ 50g、ゴーヤ 25g、ゆでブロッコリー・ゆでカリフラワー 50gといった量です。

キウイで換算すると1/3になってしまいますから、多そうに見せたいときには、レモンを基準にした方が有利になりますよね。ビタミンCの量を表現するときは、そういった理由でレモンが引き合いに出されているのかもしれません。

・鉄分といえば…プルーン?

プルーンが鉄分補給になると言われていましたが、実際はどうなのでしょう?成分表をみると、ドライプルーンの鉄量は100g中 1mg。
たしかに、プルーン以外にも干しブドウは2.3mgというようにドライフルーツは生の果実類に比べて多いのですが、これは乾燥して濃縮されたから。同じ果物1個を比べた場合、生のプルーン1個でもドライプルーン1個でも含まれている鉄量は同じです。それに、ドライプルーン100gは、毎日食べようとすると、けっこう大変な量です。

ちなみに、肉や魚に含まれている鉄は100gあたり1~3mg、レバーなどは10mg以上あります。大差ない数字に思えますが、肉や魚に含まれているのは、吸収率が約5倍も高いヘム鉄です。
そう考えると、プルーン100gよりは肉を20gの方が楽に続けられますよね。

・食物繊維といえば…レタス?

食物繊維を最初に「レタス〇個分」と表現したのは、今もなおトクホとして製造され続けている大塚製薬の「ファイブミニ」のCMだったとか。成分表で見ると、レタス100gあたりの食物繊維(水溶性・不溶性合わせて)1.1g。レタス1個約300gとすると、3.3gというのがレタス1個分として想定される食物繊維の量です。ファイブミニは今も「食物繊維6g(レタス1.8個分)」として販売されています。

ちなみに、同じくらいの食物繊維を摂ろうとすると、キノコ類50~80g、アボカド 半個、干し柿1個、アーモンド30g、リンゴ皮つき1個、枝豆(豆のみ)70g、グリーンピース50g、ごぼう60g、とうもろこし100g、ブロッコリー100g、ほうれん草100gといった量になります。レタス1個よりは現実的に続けられそうです。

おそらく、レタスが選ばれたのは「大きい割に食物繊維が多くない+葉物野菜には食物繊維が多そうなイメージがある」からでしょう。ただ、ビタミンCの「レモン〇個分」という表現と違い、「レタス〇個分」という表現には業界ルールが設けられていません。つまり、メーカーによってレタス1個を200gと想定していたり400gと想定していたりするのです。つまり、「レタス〇個分の食物繊維」という表現がどのくらい曖昧で、購入の判断基準にならないものかお分かりいただけたでしょうか。
まずは普段の食事で食物繊維豊富なキノコや野菜をしっかり食べ、食物繊維が添加された製品を選ぶ際は、「レタス〇個分」ではなく「食物繊維〇g」という表示を見て判断しましょう。
ほんとうに高栄養な食材もたくさんありますが、一部の情報は広告などで作られたイメージの場合もあります。「健康のために〇〇を食べる!」と特定の食材にこだわるよりも、色々な食材、特に旬のものをバランスよく食べる方ことをおすすめします。
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排卵誘発剤の使用や人工授精などの一般不妊治療や体外受精、顕微授精は、それらの治療で生まれた子どもの3歳までの発達にマイナスの影響を及ぼさないことがアメリカで実施された研究で明らかになりました。 

アメリカ国立衛生研究所の小児保健発育研究所の研究チームは、ニューヨーク州(ニューヨーク市を除く)で2008〜2010年に生まれた子ども5,841名とその母親4,824名を対象に不妊治療と子どもの3歳までの発達の関係を調べました。その内訳は、一般不妊治療や体外受精、顕微授精を受けて子どもを妊娠、出産した母親1422名とその子ども1,830名、自然妊娠で子どもを出産した母親3,402名とその子ども4,011名でした。 

子どもの発達障害の選別は、子どもが、生後4ヶ月、8ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、2歳、そして、3歳の時点で、親に子どもの発達に関する国際的な質問票(the Ages and Stages Questionnaires)に記入してもらい、5つの領域(指先や手先の運動、体全体の運動、コミュニケーション、社会参加や生活機能、問題解決能力)のスコアによってなされました。

そして、不妊治療の有無や治療内容との関係を解析しましたところ、不妊治療によって生まれた子どもと自然妊娠で生まれた子どものスコアに大きな違いはありませんでした。

ただし、体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療(ART)で生まれた子どもは5つの領域のいずれか、特に、社会性や問題解決能力に障害があるリスクが高いことがわかりました。

ところが、双子の割合がARTで生まれた子ども(34%)のほうが自然妊娠で生まれた子ども(19%)に比べて高く、出生時体重で調整したところ、発達障害があるリスクは低くなり、単胎児と双胎児にわけて比べたところ差はみられなくなりました。

また、不妊治療内容による差もありませんでした。

さらに、3〜4歳時点で発達障害と診断された割合も、不妊治療で生まれた子ども(13%)と自然妊娠で生まれた子ども(18%)の間で差はみられませんでした。 

体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療の出生児の神経の発達への影響については、ヨーロッパのいくつかの国では調査されています。概ね、「影響はない」という結果ですが、顕微授精の出生児は知的障害のリスクがわずかに高かったとのスウェーデンの研究報告があり、高い関心をもって継続した調査が続けられています。 

子どもの神経発達、その後の身体の運動能力や学力には、生活環境も含めてさまざな要因が影響することから、純粋に生殖医療の影響を調べることが難しいところがあるようですが、今回の研究では一般不妊治療も含めて、体外受精や顕微授精出生児の神経発達は、自然妊娠出生児と遜色がないというものでした。 

これまでの研究結果から言えることは、生殖医療の出生児の脳の発達へのマイナスの影響については心配ないというものです。

*文献:JAMA Pediatr
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喫煙も、受動喫煙も不妊症や自然閉経を早めるリスクを高めることがアメリカの研究で明らかになりました。 

ロズウェル・パーク・キャンサー・インスティテュートの研究チームは、長期観察研究「Women's Health Initiative Observational Study(WHI-OS)」に1993〜1998年に登録された50-79歳の93,676人の女性を対象に喫煙と生殖能力の関係を調べました。 

現在、もしくは、過去に喫煙習慣のあった女性には、喫煙を始めた年齢や1日の本数、喫煙期間を回答してもらい、これまで喫煙習慣のなかった女性にはこれまで喫煙習慣のある人と同居、または、同じ職場で働き受動喫煙の有無とその期間を回答してもらいました。

一方、不妊症は子づくりをはじめて1年以上妊娠に至らず、専門クリニックを受診した場合としたところ、88,372名の被験者から回答が得られ、15.4%の13,621名が不妊症でした。また、自然閉経の平均年齢は51歳で50歳になるまでに自然閉経になった女性は45%の35,834名でした。 

喫煙と不妊症や閉経年齢との関係を解析した結果、現在、もしくは、過去に喫煙習慣のあった女性はなかった女性に比べて不妊症になるリスクが14%高く、50歳までに自然閉経を迎えるリスクが26%高いことがわかりました。

また、最も早く(15歳で)喫煙をはじめた女性は喫煙習慣も受動喫煙もなかった女性に比べて22ヶ月早く閉経を迎えていました。 

一方、自分自身が喫煙していた女性だけでなく、自分はタバコを吸ったことがないけれども周囲の人が喫煙していた受動喫煙の女性も不妊症や閉経が早まるリスクが高いことがわかりました。子供の頃に喫煙する人と10年以上一緒に生活していた、もしくは、喫煙する人と同じ職場で10年以上仕事をしていた、20年以上喫煙する人と同居していた女性は、受動喫煙がなかった女性に比べて18%不妊症になるリスクが高く、受動喫煙のあった女性の間でも最も長く受動喫煙にあった女性は最も短かった女性に比べて13ヶ月早く自然閉経を迎えていたこともわかりました。 

このことから喫煙も受動喫煙も不妊症や自然閉経を早めるリスクを高めることがわかりました。 

タバコを吸うことは妊娠、出産だけでなく、健康においても悪い影響を及ぼすことはよく知られています。ただ、受動喫煙、すなわち、自分はタバコを吸わなくても周囲の人が吸うタバコの煙を吸ってしまうことも同様のようです。 

受動喫煙の害はこれまでもいくつかの研究がなされていましたが、今回はこれまでで最も規模が大きく、かつ、最も長期の疫学調査の結果、確かめられたとのことです。

喫煙や受動喫煙の状況や不妊症リスクや自然閉経の年齢は全てアンケート調査の自己申告によるものですので、記憶の曖昧さの問題もあるようですが、喫煙も、受動喫煙も、妊娠しづらくさせ、自然閉経を早めるという明確なデータが出ています。

*文献:Tobacco Control

ずっと言われ続けてきた「ぜんそくリスク」

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子供の神経管閉鎖障害(二分脊椎症)の予防のために葉酸を摂ることは、妊活中の多くの女性が知っています。でも、どこかで「葉酸でぜんそくのリスクが高くなる」という話を聞いたことはありませんか?

葉酸と小児ぜんそくの関係が初めて取り上げられたのは、2009年のオーストラリアでの研究報告。「母親が1日1,000μgの合成葉酸サプリメントを妊娠後期まで利用しつづけた場合、子供がぜんそくになるリスクが1.26倍になる」というものです。

これが発端となり、ぜんそくを心配して「天然葉酸を探し回るプレママ」が出てきました。

とりあえずの結論は…

今回、過去の研究5報の結果をまとめて分析(メタ分析)した結果が報告されました。
その報告によると……

【論文】妊娠期の葉酸サプリメントと子どもの喘息の関連は

妊娠期の葉酸摂取は、子どもの神経管閉鎖不全の予防に効果的であるが、喘息のリスクに対する影響はわかっていない。この研究では、この点を明らかにするためメタ分析が行われた。
 5報の症例対照研究とコホート研究の結果の結果を統合すると、妊娠期の葉酸サプリメント摂取と子どもの喘息リスクに関連は認められなかった。
 しかし、中国で行われた子ども362名を対象とした症例対照研究においては、妊娠中の葉酸摂取量が36,000μg/日未満で喘息発症リスク低下、72,000μg/日以上でリスク上昇が認められたという。
 研究者らは、妊娠期の高濃度の葉酸サプリメント摂取は喘息リスクの上昇と関連しているかもしれないと考察している。
「健康食品」の安全性・有効性情報より引用

上限量を守れば 心配なし!

今回のメタ分析で報告された「葉酸サプリメントで子供のぜんそくのリスクがアップするかもしれない摂取量」は、72,000μg/日以上。これは日本の推奨量400μg/日の180倍にあたります。耐容上限量1,000μg/日と比べても72倍です。

つまり、 通常の葉酸サプリメント摂取(400~1,000μg/日)によってぜんそくになるリスクは「ない」と言っていいレベルですね。

というわけで、ひとまずの決着がついたので、妊活を意識したら、安心して葉酸サプリを利用しましょう。

色々なタイプの食事管理法

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ダイエットのために生活を改善していく方法の1つとして、『食事管理』はとても大切なことですよね。

食事を管理する方法として、もっとも一般的なのが「カロリー管理」。これは、食べ物から摂るエネルギーの総量をコントロールしようとする考え方です。それに対して、脂肪を蓄える原因になる「インスリン」の出かたをコントロールしようという考え方も登場しています。それが低GI(グリセミックインデックス)や糖質制限です。

わたしたちの体は、インスリンの命令によって脂肪を蓄えます。そのインスリンは、血糖値が上がることが刺激になって分泌されます。血糖値は、必要以上の糖(デンプンが分解されたものも含む)をとることで上がりすぎてしまいます。
そこで、「血糖値の上がりやすさを数値化して食べ物を選べば、血糖値をコントロールできるかも…」という考え方から登場したのが「グリセミックインデックス(GI)」です。低GIダイエットのブームもありGIの認知度は上がりましたし、低GIを売りにした食品も登場しています。

しかし、ここにきて、これまで使ってきたGI値の指標の信頼性が揺らぐ報告が出てきたのです。

消化&吸収能力の違いで 血糖値変化に個人差が

イスラエルのワイツマン研究所が、1週間以上にわたって800人の血糖値をモニターした結果、同じ食事を食べても人によって大きく反応が違っていたそうです。(同じ人は日が変わっても似たような結果)

GI値のリストは1981年に発表された「食品によって血糖値の上がり方が違う」という論文から始まり作られたものです。食後の血糖値の上昇を実際に測定し、その平均値から出されています。

しかし今回の報告では、GI値を決定するプロセスの「少人数を対象にして行われた測定だった(信頼性が低い)」ことと、「平均値である(分散や個人差を考慮していない)」点に問題があったのではないかと指摘しています。

結局のところ、「同じものを食べても、血糖値が上がりやすい人と上がりににくい人がいる」ということです。この差は、個人の消化能力(咀嚼・消化液の量など)や吸収能力(腸の状態や体の充足度など)によるものかもしれません。
血糖値が上がりにくい人も、「太りにくくてラッキー♪」というのではなく、ビタミンやミネラルなど糖以外の栄養素も上手に吸収できていない可能性も考えられます。逆に血糖値が上がりやすい人は、「あんまり食べていないつもりでも しっかり吸収され蓄えやすい体質」かもしれません。

低GIダイエットで効果が出ないときは…

もし、GI値を考慮したダイエットメニューを組んでも効果が表れないなら、「消化吸収能力の高い(GI値が高い食品も簡単に消化できてしまう)人」かもしれません。
消化・吸収能力が高い人は、カロリーとGI値、糖質量とGI値というように組み合わせて考えてみると良いかもしれません。



これまで知られていなかったビタミンDの効果

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冬のビタミンといえば、「風邪にビタミンC」というイメージがあるかもしれませんが、最近注目度が高くなってきているビタミンDも冬に大切なビタミンです。

ビタミンDに関しては、数年前まで、「カルシウムを骨に定着させるのに必要」ということ以外、あまり知られていませんでした。でも、この数年で色々な効果が見つかり、「ホルモンと協力して働く」「ホルモンのように重要」と言われるまでになりました。

最近分かってきた効果(不足するとおこること)として、
・免疫機能が低下する(風邪やインフルエンザにかかりやすくなる)
・免疫バランスが乱れる(アレルギーなどの症状が出やすい)
・妊娠初期の流産リスクを高くなる(ビタミンD不足は初期流産のリスク上昇と関連する
・筋肉量が減る(高齢者の転倒リスク増)
・冬季うつのリスクが高くなる
などがあります。
他にも、ED患者ではビタミンD濃度が低い傾向にあることなども報告されています。

ビタミンDは足りているの?

ビタミンDは、食事から摂るものと皮膚で合成するものがあります。
食事調査の結果、日本人が食事から摂るビタミンDの量は約5.5μg。一方で、皮膚での合成量は、皮膚の色や年齢(加齢によって合成能力減)・生活習慣(屋外で過ごす時間や紫外線対策の有無)による個人差が大きいことがわかっています。

国立環境研究所の報告では、「(顔と両手の甲を露出させた条件で)成人が健康な生活を送るのに必要なビタミンD*を体内で生産するために必要な日光浴の時間は、冬の12月の晴天日正午の札幌、つくば、那覇について、それぞれ139分、41分、14分と見積もられました」、「特に冬季の北日本では、健康のためには積極的に日光浴することに加えビタミンDの補充が必要と考えられます」(2014年太陽紫外線による健康のためのビタミンD生成と皮膚への有害性評価より)と言っています。
* Holick(1994, 2007)は、成人が1日に必要なビタミンD量を約15μgと推定しています。ビタミンD欠乏症状のない日本人は、平均的には5.5μgを食物から摂取している*3ため、残りの10 μgを日光浴によって補うと仮定。

東京や千葉も、つくばと同じ程度の時間(約40分)が必要になってくるでしょう。
ちなみに、これは素肌で紫外線を浴びた時の話です。顔に日焼け止めを塗っていればもっと長い時間が必要になりますし、屋内でガラス越しの日光を浴びる場合、UVB派が遮られ合成されません。美容のために紫外線対策をしたり、朝晩(紫外線少ない時間帯)の通勤以外屋外で過ごすことがなければ、ビタミンDの重要性と日本人のビタミンD不足で言われているように、ビタミンDが不足してしまうのも仕方ないような気がしてきます。

サプリメント、どのくらい摂ればいい?

冬は、紫外線が弱くなるうえ、寒さの屋外で過ごすことが減り、一年で一番ビタミンDの体内での生産量が少なくなる季節。
皮膚での生産量には個人差がある(年齢、住んでいる地域の日照条件)ので、一律に「このくらい摂れば大丈夫」と言えるものではありません。

ビタミンDが十分足りているという目安としては、血中濃度が20~30ng/mL以上となっています。ビタミンDは、過剰症のリスクがある栄養素です。可能であれば、血液検査のついでにビタミンDの血中濃度を確認できるのであれば、充足度を確認してから利用するのがおすすめです。ただ、明らかに「紫外線を浴びない生活」をしているのであれば、安全な範囲で食事やサプリメントから取り入れてみるのも良いかもしれません。

基本的にサプリメントは使いたくない派なら、ビタミンDを多く含む小魚を丸ごと(内臓も)食べるようにしてみましょう。でも、食事から摂っている平均が5.5 μgであることを考えると、工夫しても2倍の10μgくらいまでしか増やせそうにありません。ですから、意識して日光浴(日焼け止め塗らずに日光を浴びる)を行う必要がありそうです。ちなみに、地球環境研究センターでは、ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報として、10分日光浴した時に合成できるビタミンD量の速報を出してくれています。北海道、茨城、沖縄という3エリアのみですが、自分の住んでいるエリアで、今の時期の晴れた日にどのくらいのビタミンDが合成できそうか、おおよその目安を推測することはできそうです。

サプリメントを利用する場合、動物由来のビタミンD3の製品(魚油や羊毛から作られています)を選ぶと効率的に働いてくれます。また、用量は日光浴の代わりになる10μg(400IU)を最小限の目安として良いでしょう。ちなみに、10μg(400IU)という量は、アメリカの小児科学会が完全母乳の赤ちゃんに連続投与を薦めている量でもあります。なので、何かしらの改善や予防効果を期待する場合は25~50㎍(1000~2000IU)程度。上限は、日本人の食事摂取基準で示されている耐容上限量 成人で100㎍(4000IU)と考えて、安全な範囲で利用しましょう。

ちなみに、ビタミンDのサプリメントに利用に関しては「赤ちゃんに危険」という情報もありますが、この情報には「量」の情報が抜けています。やっぱり摂り過ぎは危険なのですが、耐容上限量の100㎍(4000IU)程度までであれば、危険はないことがわかっています。



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ブリーフタイプのような肌への密着度が高い下着を着用する時間が長くなるほど精子の質が悪化することがアメリカの研究で明らかになりました。 

スタンフォード大学の研究者らは、501組の妊娠を望むカップルの男性パートナーを対象に下着の種類と精子の質の関係を調べました。

下着の着用状況を4種類「ブリーフ(密着度高)、ボクサーブリーフ(密着度中)、ボクサー(密着度低)、着用しない」にわけ、昼と夜にわけて調べました。

一方、調査スタート時と1ヶ月後に自宅で採取した精液を、精子の質の目安となるDFI(精子DNA断片化率指数)とHDS(高 DNA 染色性)を測定しました。 

下着の着用状況と精子の質との関係を調べた結果、夜はボクサー、もしくは下着を着用しない(精巣温度が低いと推測される)男性は、昼も夜もブリーフを着用していた(精巣の温度が最も高いと推測される)男性に比べて、DFIが低いものの、HDSは高いことがわかりました。 

また、昼にボクサーを着用し、就寝時には下着をつけていない男性はDFIが最も低いことがわかりました。 

このことから男性は、密着度の高い下着をつける時間が長くなるほど精子の質が低くなることがわかりました。 

男性の精子をつくる働きは熱に弱いことから、男性の精巣(陰嚢)は体の外にぶら下がっている格好になっていると言われています。そのため、同じ姿勢で長時間座ったり、サウナやお風呂に長時間入ったりして、下半身の温度が上昇すると精子をつくる働きが低下することはわかっています。 

研究結果は予測された通り、肌に密着する下着は精子の質を悪化させることを示唆するものでした。

これは肌に密着するような下着を着用することで熱がこもりやすくなり、精巣の温度が上昇ことによるものと考えられます。

昼にボクサーを着用し、就寝時のは下着をつけないのが精子の質には最もよいスタイルのようです。

「飲み込むのが苦手」だとサプリメントも苦痛に

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世の中には、数十粒のサプリメントを一気に飲み込んで平気な人や、アメリカサイズの巨大な粒を平気で飲み込む人がいます。

一方で、サプリメントやお薬を飲みこもうとしても口の中に残ってしまったり、ノドに痛みを感じてしまう人もいます。飲み込むことに苦労すると、サプリメントを続けることが苦痛になったり、ノドを痛めてしうことも。

のどが細いなど体質による理由もありますが、飲み込み方の工夫で解消できることもあります。
今回は、形状別の飲み込み方のコツをお伝えします。

錠剤タイプ別の飲み込み方

サプリメントやお薬には、カプセル(カプセルの中に粉末を入れたもの)や打錠(粉をぎゅっと固めたもの)、ソフトカプセル(やわらかい粒の中にオイルなどを閉じ込めたもの)などがあります。
まず、飲み込みたいサプリメントを水に入れた時、「浮く」のか「沈む」のかによって、飲み込み方が違ってきます。

まず、口の中に錠剤と水を入れ、軽くなじませるまではどちらも同じです(ここでなじませるのは、口やのどに張り付くのを防ぐためです)。

沈むタイプの場合、錠剤と水を口に入れたまま前を見た状態では、錠剤は舌の上にあります。この時、舌の先の方にあると水を飲みこんでもそのまま残ってしまいます。ですから、一旦アゴを上げ、天井を見て口の奥の方に転がします。そして、ごっくんと飲み込みながら顔をもとの位置に戻します。
顔をもとの位置に戻すのは、ノドを広げるためです。(天井を見た状態では、ノドが閉まっていて飲み込めません。)

次に、浮くタイプの場合、錠剤と水を口に入れたまま前を見た状態では、口の中では上の方に浮いています。ですから、前を見たままもしくは少し下を向いた状態が、一番ノドに流れ込みやすくなります。
おすすめは、コップに口を付けたままもしくは、コップの水をストローで飲みながら流し込む方法です。

それでも飲み込みにくい時は

タイプ別の方法を試してみても飲み込めない時は、「とろとろごっくん作戦」です。

「服薬用ゼリー」という商品が市販されているのを知っていますか?とろみのあるものに包むと、お薬が飲み込みやすくなるのです。これはサプリメントも同じです。
服薬用のゼリーを用意してもいいですし、普通のゼリーやヨーグルトなど、家にあるとろみのあるものならOKです。コツは、錠剤をとろとろの上や下に置くのではなく、とろみのあるもので錠剤をサンドイッチに(or口の中で撹拌してとろとろの中に混ざった状態に)すること。そして、少し上を向いた状態から、「ごっくん↓」と一気に飲み込みます。

奥の手…サプリメントを割っても良いの?

サプリメントの多くは、胃で溶けて食べ物と一緒に消化管を通るように作られています。胃で溶けるよう設計されている製品については、割ったり砕いたりして細かくしても問題ありません。
ただ、サプリメントは栄養素が濃縮してある分、味やにおいの個性が強いものが多いです。「飲み込む苦労の方がマシだった…」ということもあるかもしれませんよ。

大半のサプリメントは問題ないのですが、一部の製品では、「腸で溶ける」「タイムリリース」というように溶けるタイミングを調整していたりします。このような製品を割ると、せっかくのタイミング効果を無駄にしてしまうことも。
製品についてよく知ってから、方法を考えてみましょう。

「どうしてもこの製品でないといけない!」という状況でなければ、目的の成分を含んだ他の製品を探すという選択肢もあります。液状や粉末、ゼリー状など、自分が苦痛なく続けられる形状を見つけましょう。

皆さん、このホームページのブログをみていただきありがとうございます。
小浦ゆきえさん、細川忠宏さんの内容の濃い情報は本当にすごいですね。
前回は、小浦さんは酸化ストレスについての話でしたが、高橋ウイメンズでも酸化ストレスの8OHdGは測定しているのですよ。高橋ウイメンズ通院中の方で、興味のある方はお声をかけてください。
細川さんの、精子と触れる機会が多い方が、免疫的にも妊娠しやすくなるという話は、個人的には驚きでした。私もタイミング、人工授精、体外受精でも、性交渉が多いほど妊娠率が高いということは皆さんに話してきたのですが、単純に交渉の回数が多い方がたくさん卵子に到達する精子が多い、というだけではなく、免疫的にも女性の体が準備することは、本当に神秘的ですね。

私は今回は、皆さんに自慢をさせてください。
移転に伴い、この際体重を絞ろうと考えて、毎日タニタの体重計で体重を測定したのです。体重を落とすには、毎日体重をはかるのは大切なのですね。今回5kg絞って、やっと80kgを切ったのですが、大切に使っているタニタの(古い)体重計には、「体内年齢」の項目があります。
今回、なんと 体内年齢が40歳の新記録に到達しました。
実年齢57歳ですから、ちょっと自慢してもよいでしょう?
今回体内年齢40歳を自慢させていただき、「オヤジのアンチエイジングな日々」をレポートしたいと思います。
旧式であろうと、このようなうれしい数字を打ち出す体重計は、大切に使っていきましょうね。
今後は、このように、皆さんも使用している体重計での、体内年齢コンテストを企画、開催していきましょうかな~と考えています。今後おこなえそうでしたらば皆さんに実行委員会立ち上げを報告させていただきます。












体重計

酸化ダメージは卵子老化の原因の1つ

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卵子老化の原因としても知られている「酸化ダメージ」

ストレスや紫外線・喫煙などによって体内で発生する活性酸素は、遺伝子にも傷をつけます。それは、卵巣に貯めてあるの卵子のもととなる遺伝子も同じです。遺伝子の傷が増えれば、その遺伝子が複製される時のエラーや、受精後に成長できずに終わってしまう確率も上がります。

抗酸化ダメージは蓄積されていくものなので、「年齢が上がるほどダメージが大きい」というイメージがありました。でも、今回意外な結果が報告されたのです。

年代別の傾向をみると…

今回、「20代女性の”サビつき度”が深刻!」という調査結果(株式会社ヘルスケアシステムズ・アスタリール株式会社)が出ていました。
今回の検査は、日本人女性を対象に、8-OHdGというDNAが活性酸素によって酸化された(傷がついた)箇所がどのくらいあるのかを、年代別に評価しています。DNAの損傷は、そのまま蓄積されていきます。ですから、20代より30代、30代より40代の結果が悪いというのが予想される結果でした。
しかし、その結果は20代女性が40代女性よりも酸化ダメージを受けているというものでした。「若い=酸化ダメージが低い」ではなかったのです。

1つは、仕事を始めたばかりで、自分のことより仕事優先の生活スタイルになっている影響が考えられます。でも、20代の人が、現在、30代・40代の人が20代だった頃より劇的に大きな酸化ストレス(ストレスや紫外線・喫煙など)にさらされているとは考えにくいですよね。昔よりストレスが増えているとしても、40代と逆転してしまうほどの影響力はないでしょう。
それに加えて、運動不足による代謝の低下や、コンビニなどで簡単に食料が調達できるようになった世代なので、「成人するまでにきちんとした食習慣が作れていない」という可能性も考えられます。つまり、生活習慣(睡眠や運動)や食習慣によって抗酸化力が下がっているのです。

いずれにしても、抗酸化力は加齢とともに低くなっていくので、このままの生活を続ければ、今の30代や40代よりも酸化ダメージが大きくなることが予想されます。

10年後、20年後に待っているのは…

今20代女性ででDNAの損傷が多いということは、その人たちが30代・40代になると、今の30代・40代より「多くの損傷を持った状態=妊娠しづらい体質」なると予想されます。

一人でも多くの20代女性が早くそのことに気づいて、抗酸化力をアップさせるよう生活習慣&食習慣を変えてくれますように!!

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